FX エリオット波動を制するものはFXを制す【リズム感のいい5波を探せ】


書いている人:
FX_エリオット波動

「エリオット波動は後付けだから役に立たない」

と言う人がいるようだ。

後付けなのはその通りだと思う。

5波を数えた時点で、そのあと本当に上昇・下降が来るかは実際にはわからない。

しかし、その他の根拠が重複していたり、下位足の値動きを確認してから使えばかなり役に立つ。

今回は主にエントリーする5分足でのエリオット波動の使い方ではなく、上位足でのエリオット波動的な5波の数え方について、先週の相場で考えてみます。

FX エリオット波動とは

エリオット波動の説明

上の画像は、私が所属しているFX勉強会の先生のYouTube動画からのものです。

(このページの最後にその動画のリンクがあります)

上の画像では上昇トレンドの例。

勢いのある上昇波を1波として、その戻しの下降波が2波

1波の高値を上抜ける最も勢いのある上昇波が3波

その戻しの下降が4波。4波は1波の高値で止まりやすい。

5波は4波の下げ止まりからの上昇波だが、3波の高値を超えるかどうかはわからない。

これが基本の考え方。

FX 4時間足での環境認識でエリオット波動的な動きを考える

エリオット波動には、先ほどの基本通りの使い方の他に「タイミング取り」で使う方法がある。

上昇の3波が1波の高値を抜けていなかったりするため、正確にはエリオット波動ではない。

あくまで時間の経過が十分かどうか、時間的にそろそろ波が転換するのではないか。

そのタイミングと取るために使います。

4時間足~大きな波の中をエリオット波動的な5波で推測してみる

2021/5/10_ポンド円の4時間足

2021/5/10 ポンドの円4時間足。

全体を見ると上昇トレンド、しかし大きな視点で揉み合い中。

赤文字の123の3山を作って大きく下げる可能性あり。

もうひとつ、青文字のエリオット波動的な動きも数えられる。

とくに青文字の3番は日足レベルの安値帯付近からの上昇。

青文字の0123とやや時間がかかってしまい、かつ安値を割れずに上昇。

そして4番の上昇の勢いが予想以上に強く、かつ2番の高値を4番の高値がわずかだが更新。

この高値更新は、上位足の日足でも明確に確認できる。

この値動きから、青文字の012345の逆三尊を形成しての最高値を狙う動きの可能性も出てきた。

1時間足~同じくエリオット波動的な5波で推測

2021/5/10_ポンド円1時間足

次に1時間足。

戻しのない強い上昇のあとの2021/5/3~5/7は、上昇のフィボナッチリトレースメント(FR) 38.2%より上で揉み合いの1週間となった。

私のシナリオでは、この1週間は下降のターン、または下降優位の揉み合いのターンになると思っていた。

なぜなら、4時間足で3山を作って下げる、あるいは4時間足でのエリオット的な5波(4時間足に描いた青文字、逆三尊を形成のシナリオ)だとしても下げてくる場所だから。

ただ、実際には下げてもそれをほぼ上昇で戻す感じの揉み合いとなった。

4時間足や1時間足の実体レベルで見ると、高値切り下げ幅よりも安値切り上げ幅のほうが大きく、上昇がやや強めにも見える。

そしてレンジ内で形としてはエリオット波動的に5波まで作った。

とくに1時間足の上向きの200MAが効いていて、実体安値は支えられている。

こうなると赤文字のエリオット波動の1波、2波で、現在2波が終わったようにも見えてくる。

そうであれば、この1週間のレンジを上抜けたら、最も伸びる上昇3波がくるのかも。

あるいは、4時間足での逆三尊の形をつくりに、やっぱり一旦下げてから上げるのか。((0)(1)(2)の流れで次に(3)が来る?)

あるいは、その下降の勢いがとても強ければ、4時間足の大きな三尊天井をつくる流れになるのか。

2021/5/10_ポンド円1時間足その2

2021/5/10(月)のシナリオとしては、赤文字のエリオット波動の強い上昇3波が来るのか、青文字の(0)(1)(2)の流れでもう1回下降が来て、まだ揉み合いが続くのか(4時間足での逆三尊形成)、あるいは強く下げる動きが出るのか。

自分で立てたシナリオをもとに5分足の初動の動きを見る

2021/5/10_ポンド円5分足

最後に5分足。

週明けの月曜日はすこし窓が上に開いて始まりました。

そこからグイグイと上昇して朝8時の時点で先週のレンジの上限を一気に上抜けた。

週明けの月曜日の午前中は様子見をすることが多いのですが、シナリオではレンジをを上抜けた場合、上位足レベルでの上昇3波が出る可能性あり。

5分足を見ていたらちょっと横モミした後に5分足では強めの陽線が確定したので、下側にトレンドラインを引いて買い。

直線で30pips以上とれたので利食い。

夜にも同じくらいの値幅を取れたのでこれで満足。

FX エリオット波動的な動きの波のリズム感は良さそうか

2021/5/12 ポンド円の相場~4時間足

2021/5/12_ポンド円4時間足

次は先ほどの相場の2日後の2021/5/12(水)、ポンド円の4時間足。

エリオット波動の3波っぽい強い上昇で、4時間足の直近高値を上抜けしてきた。

現在は上昇後の小さな揉み合い中。

まだ上昇の伸びしろはありそう。

1時間足~小さな揉み合いもエリオット波動的な動きで考えてみる

2021/5/12_ポンド円1時間足

次に1時間足。

オレンジのラインで1:1っぽいけど、微妙に届いていない感じ。

直前の強い上昇の勢いをみると、まだ買いが強そう。

青文字のエリオット波動っぽい5波まで数えられる。

朝に立てたシナリオでは買い目線。

エリオット波動的な5波まできたのでここから上昇するかもしれないけど、なんとなく違和感も感じていた。

あとは5分足の値動きをみて決めることにした。

1時間足の直前の値動きと、今のエリオット波動的な5波のバランス(きれいかどうか)

2021/5/12_ポンド円5分足

5分足。

1時間足の012345のエリオット的な値動きの場所の拡大。

5分足で9時直前によさげな陽線が出た。

5分足での直前の小さなレンジっぽい範囲を上抜けしたため、1時間足での強い上昇につながるかもと思っての買い。

買って少しだけ上昇したものの、5分足での直近の上昇に比べるとやや強めの下降があり、最大で10pips程度の含み損となった。

建値に戻ったところで決済した。

含み損になった後で建値に戻ったから決済したわけではないです。

5分足での買いエントリー後の細かな値動きが想定と違ったのと、やっぱり1時間足の認識が違うなぁと感じたから。

2021/5/12_ポンド円1時間足

上の画像は先ほども提示した1時間足。

やっぱり「0123」の波形に対して、「45」が小さすぎるんですよね。

これが上昇3波の真ん中あたりで、まだまだ上昇の伸びしろがある部分だったら上に行ったのかもしれない。

しかし、1時間足では戻しが少なくグイグイ伸びてきて、オレンジラインで測定した1:1にもう少しで届きそうな場所。

調整が足りない。

1時間足での200MAから上昇した場所を起点として、現在は上昇のFR23.6%にヒゲでタッチしたばかりのところ。

上昇1波分の値幅近くを上昇3波が戻しなく伸びていて、一旦揉み合いになった現在の場所からは、縦軸的・値幅的な調整(下降)か、もしくは横軸的・時間的な調整(揉み合い)がもう少しないと、今の場所からは上には行けない感じ。

2021/5/12_ポンド円5分足

普段、チャートを監視するときに5分足を全画面にすることはないですが、上記の5分足の画像を見ても、ここから上昇するにはなんか下げが足りない感じです。

下げが足りないか、下げないなら揉み合いの時間がないと上げられない。

2021/5/12_ポンド円5分足 その2

その後の5分足の相場。

私が買った9時近くのその後もたいした下げずにずっと揉み合いが続き、結局上に抜けたのは21:30でした。

実に12時間後。

チャートを見ていれば、揉み合いを上に抜けそうな5分足の強い下ヒゲ陽線をみて買えたかもしれません(薄いピンクの↑)。

2021/5/12_ポンド円1時間足その2

再度、1時間足を見てみます。

縦軸的(値幅的)な調整がない以上、青文字の123波にかかる時間と同じくらいは345波にかかると想定するべきだった。

であれば、ざっくりとですが、上昇があるとしても19時以降かな、と予想できたのではないかと思う。

もちろん、実際に5分足の値動きを確認してから買うのは言うまでもありません。

しっかりと上昇・下降をするには、その前にしっかりとした戻し、あるいはしっかりとした揉み合いをはさむことが多いです。

結局は、過去チャートを用いた勉強によって、現在の上位足の環境認識と直前の波の強さ、および調整の5波の動きをパターン化して、頭に叩き込むしかないように思う。

全ての波をエリオット波動的に考えられるわけでもないし、エリオット波動だけで勝てるほどFXは甘くない。

しかしながら使いこなすことができれば、エリオット波動は環境認識やエントリーなどに非常に有用である。