FXの「やる相場」と「やらないほうがいい相場」

「FXは危険」だと一般的には言われています。

しかし、FXを学ぶにつれてこの言葉に対する認識は変わってくると思います。

日常的な例で言えば、「海外は危険」というのがあります。

私は非常に臆病な性格なので、行ったことのない海外に行くのは物凄く怖いです。

道を歩いていたらいきなり襲われる想像をするくらいです。

そして、それくらい海外について何も知りません。

聞くところによると、海外を経験した人が言うには、危険な「区域」と「時間帯」に気を付けていれば、人が普通に生活している場所でそんな危険な目に遭うことはないそうです。

FXについても同じようなことが言えそうです。

つまり危険な目に遭わないためには、危険を知り、危険から離れることが大切だと。

「やる相場」と「やらないほうがいい相場」

FXの相場には(と言っても私はポンド円しかわかりませんが)、「やる相場」と「やらないほうがいい相場」があります。

チャンスがある時は積極的にトレードして、あまり相場状況がよくない時は様子を見るというようなメリハリが非常に大事です。

特に、FXを学び始めて一通りルールを守れるようになったような学習段階だと、この「様子を見る」という判断が課題になってくる頃かと思います。

様子を見る判断を適切に下すためには、やはり危険な相場をしっかりと見極めるのが重要になってきます。

「終わってしまった相場」に要注意

基本的に、大きなトレンドが終わった後はトレードしにくい相場状況になることが多いです。

エリオット波動で言えば、3波が終わって4波のところ、もしくは5波が終了したところに当たります。

一般的に「調整」と呼ばれるだけあり、あまり伸びていくところもなくトレードする旨味のない相場です。

こういうところでトレードしても、利益を伸ばせなかったり、最悪の場合もみ合いに巻き込まれて損失になってしまいます。

相場の調整時のシナリオ立て方

相場が調整期間に入っている時は、シナリオを更新する頻度が高くなると思います。

というのもトレンドがひと段落したところで、この先トレンドが継続するのか転換するのか誰にも予測できず、相場が動くまでその先の流れが決定しないからです。

ですからこういう場合のシナリオ作成は難易度が高いです。

難易度が高いのは、直近の値動きに合わせてシナリオを修正していかなければならないことと、トレンドが発生している時よりも具体的にシナリオを立てる必要があるからです。

実際の相場

実際の相場を見ながらシナリオの流れを追っていきます。

例によって今週のポンド円を用います。

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週明け時点では、大きな視点で見た時のFR(フィボナッチリトレースメント)の61.8%に差し掛かっているのと、先週の間に一度FR61.8を試した時に勢い良く反発しているのが特徴的です。

しかし、安値は更新し続けているので、下降の力が強まっているわけでもなさそうです。

ここで立てられるシナリオは、このままグイグイと上昇していくのであればトレンド継続と判断して買っていくか、あるいは全体の上昇のFR38.2付近までのしっかりとした戻しが入れば様子を見て買っていくかということになります。

それ以外ではやらないほうが良さそうです。

そして、間違ってもFR61.8のラインに向かって買ったり、明確な下降が発生していないのに売ったりしてはいけないということです。

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2日間経過させました。

週明けに立てた買いのシナリオには合致していなかったので、トレードはなしです。

この相場を見ると、3回高値を抜けられずにストンと下降しているのが目に付くと思います。

この時点で、FR61.8を上抜けていくほどの上昇の力はなさそうだと判断できます。

さらに、シナリオ計画の中に売りを含めることも検討できるようになります。

具体的には、直近の下降が発生した後、FR61.8を再度試すような動きがあり、上抜けないのが確認出来たら売り。

もしくは、下降が発生した後も全く戻しがなく、上昇の力が弱いようであれば売り。

FR61.8より上に行けない動きを見て、週明けでは買い目線だったのが売り目線に修正されていることに注意します。

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さらに2日間経過させます。

今回はシナリオに合致する相場になりました。

下降後、FR61.8を再度試す動きです。

こういう時は、トレードをします。

やらないほうがいいような危険な相場ではどうしてもエントリーチャンスが少なくなりますが、シナリオに合致した良いポイントであれば自信を持ってトレードするべきだと思います。

正直、今週はこのポイント以外は自信を持ってトレードできないだろうなと私は思います。

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金曜日は特に何もなく終わりました。

木曜日の時点では下降3波的なトレンドの発生を視野に入れて、下降した後戻しがなければ売れるかもしれないと考えていたのですが、思いのほか強めに戻してきたのでトレードできませんでした。

最終的には週1回のエントリーチャンスではありましたが、FXでは負けないことのほうが勝つことよりはるかに大切なので(勝つだけなら誰でもできます)、「やらないほうがいい相場」が来たと思ったら、いつもより入念にシナリオを計画すると、資金を無駄に減らさずに済むと思います。