
FXトレードで勝ちたいなら環境認識やシナリオを入念に考える必要があります。
先日FX勉強会の師匠よりサプライズ連絡を頂きました。
師匠からのお便り内容に目を通すと大変面白い事が書かれてありました。
その名は秋の大収穫祭ならぬ
”秋のCS添削祭り”
今回は日々の環境認識にも繋がる相場分析訓練方法を紹介して行きます。
FXトレードで勝ちたいならインジケーター使って複合的な訓練せずに何するのです。
目次
FXで勝ちたいなら四の五の言わずに訓練すれば良いだけ
師匠から頂戴した特別企画内容は至って簡単です。
FX勉強会に参加されていない一般公募から有志を募り。
その方々が環境認識されたチャートを使ってFX勉強会流に正しく修正する。
そしてチャート分析を基に己が環境認識の訓練が出来ると言う優れものです。
言わば間違え探し的なチャート検証訓練です。
FXで勝ちたいなら四の五の言わずに訓練を繰り返すのみです。
実際に自分が検証訓練をやって見ると凄く頭を使い大変面白い内容でした。
では今回の挑戦者2名を先に紹介します。
エントリーナンバー1番 Bさん
ポンド円 2019.01.02
4時間足
1時間足
5分足
エントリーナンバー2番 Cさん
ポンド円 2019.10.26
4時間足
1時間足
5分足
挑戦者の御二方が環境認識チャート検証の訓練をされた所です。
今回紹介するのは上記2ケースを紹介して行きます。
FXで勝ちたいならインジケーターで複合的な分析するべし
日々訓練をされている方なら先の挑戦者2名のチャートから気が付く事があります。
それはBさん、Cさんのケースに共通して言える事です。
大事な所になんでこれが無いの!?
そうですチャート分析で環境認識されている情報量が圧倒的に少ないです。
私の感想ですがインジケーターで複合的な分析がなされていない様に感じました。
例えばエリオット波動だけでチャート分析している。
フィボナッチリトレースメント(FR)だけで相場分析している。
Etc…
例えるなら大工さんが金槌1本で家建てますか?
FXトレーダーも一緒です。
何か1つのインジケーターだけを使って相場分析や環境認識など出来ません。
またチャート分析や環境認識の訓練をする上で注意点はあります。
それは相場を複合的に分析する事です。
FXトレードで勝ちたいのならインジケーターを複合的に使ってこそ意味があります。
使うインジケーターツールをざっくり上げるのであれば下記の通りです。
・フィボナッチ系ツール
・移動平均線(MA)
・トレンドライン
・エリオット波動
・直近の値動き
Etc..
使える武器(インジケーター類)は全て活用して相場に立ち向かいます。
FXインジケーター使って複合的な訓練をやってみる実践編
ケース①Bさんが行ったポンド円2019.01.02
エリオット波動上昇波を数えるのであれば現在値は上昇5波地点です。
4時間足エリオット波動は現在値が見え辛いので下記日足画像参照。
上昇FE161.8%上抜けから日足レベルでの前回落ちた地点から下降しています。
4時間足
現在値は赤色の縦線部分です。
200MAは綺麗な右肩上がりの上昇で直近は上昇トレンドです。
エリオット波動上昇4波-5波間の上昇にフィボナッチリトレースメントを使います。
上昇の戻しがFR38.2%付近まで戻し再度上昇しています。
エリオット上昇5波が終了か継続かは未来の値動きなのでわかりません。
現時点の4時間足的には上昇が強い局面です。
買いか売りを決めるのは1時間足以下の下位足の状況で決めます。
続いて1時間足です。
200MAが上昇から横這い下降と何やらトレンド転換的な装いにも見えます。
1時間足では直近上昇が100%+α全て戻される動きです。
下降起点FEで見ればFE161.8%とFE261.8%の中間から戻して来ています。
最高値からエリオット波動的下降波が数えれます。
現在値は下降4波の戻しの地点で小さい上昇波0番~5番までが数えられます。
最高値からの下降FRで見ればFR38.2%付近まで時間を掛けて上昇して来ています。
1時間足的には直近上昇が全て戻される動きです。
更に下降波的な調整波的動きでエリオット波動も0番から4番まで数えられます。
現在値は全体下降FR38.2%まで到達している。
最大公約数的な上側トレンドラインも引けそうです。
上昇が止まる様であれば1時間足エリオット波動下降5波を狙って行けそうです。
ここで売り目線に固定しました。
最後に5分足です。
200MA上昇で5分足レベルで見れば直近の値動きは上昇が強そうな局面です。
1時間足で見た全体下降FR38.2%を赤色水平線ラインで引いておきます。
5分足で強めに下降した戻しが下降FR38.2%で抑えられている。
さらに安値更新した戻しが全体下降のFR38.2%で収まる値動きです。
上側トレンドラインで3回抑えられたのを確認して陰線1本見て売って行けそうです。
利確ラインで考える事は今回狙っているのが1時間足の下降エリオット5波狙いです。
エリオット波動5波は3波を超えて行くかはわかりません。
利確で1時間足下降FE161.8%で利確とBさんは考えられています。
この場合1時間足では一旦戻しの上昇を挟んでいます。
Bさんが利確ポイントとして考えられた下降起点FEは賞味期限が美味しくありません。
私の利確地点は前回上げた所は次回も上げやすい相場の性質に乗っ取っております。
4時間足ではあくまでも上昇トレンドの途中であり本格的に売る場面でもありません。
5分足で力強く上げた直近上昇起点付近まで深追いせずにやめておく。
そうする事で余計な値動きに巻き込まれなくて済むかもしれません。
私が実際に環境認識をした複合的に付け加えた個所
4時間足で見るエリオット波動と1時間足で見るエリオット波動で波の違い。
トレンドラインはローソク足に最大公約数的に使うから効いてくる。
5分足に1時間足レベルのトレンドラインやその他インジケーターは使わない。
何処を見たいかですがフィボナッチリトレースメントを使う場合は高値と安値で使う。
続いてケース②Cさんが行ったポンド円2019.10.26
4時間足
・200MA上昇で距離あり。
・エリオット波動が綺麗に0番~5番まで数えられる中で現在値は上昇5波地点。
・日足レベルの全体下降FR61.8%まで到達。
・上昇FRで見ればFR38.2%まで到達していない。
・上昇起点FEで見ればFE261.8%を上抜けている。
・下降FR61.8%意味のある所まで到達して一旦値動きが落ち着く可能性も考える。
などとインジケーター類を使って分析は出来ますが大切な事は値動きです。
ここでは直近の垂直気味尚且つ短期間で力強く上昇している事を先ず先に考えます。
上昇の力買いの勢いが強いという事です。
下位足で戻してお買い得な位置になれば直近相場の自然な流れに従って買う局面。
この段階で売り買いの目線は買い一択に絞ります。
続いて1時間足です。
・200MA上昇から下抜け現在値は200MA下で推移しています。
・上は日足レベルで見た重要ライン全体下降FR61.8%が効いている様にも見えます。
・上位エリオット波動4波-5波間にフィボナッチリトレースメントを使う。
・下降起点FE161.8%付近にて1時間足レベルで3回止められています。
・上昇が強い時に見られるエリオット波動的下降波が0番~5番まで数えられます。
・下側トレンドラインが効いている様にも見えます。
ですが上記の内容を加味しても上昇FR的に見れば上昇の戻しが少ない。
っと言う事は買いの勢いが強い事がわかります。
5分足の値動きで落ちないなら買いを狙って行きます。
最後に5分足です。
・200MA下降からの横這い。
・最安値からエリオット波動的に考えると現在値は上昇2波-3波移行地点にも見える。
・200MAを上抜いた上昇後に時間が経っても下がらない動き。
・1波高値を上抜いた戻しで小さいエリオット波動的下降5波が数えられる。
小さな5波+200MA+トレンドラインから落ちない事を確認して買って行く。
上位足で見た買いの勢いが強い局面なので利確は上昇起点FE161.8%付近まで考えます。
インジケーターを複合的に使って訓練するから環境認識の目線が違う
Cさんは4時間足、1時間足で既に売りを考えてしまっています。
ですが上位時間は売りで考えているのに5分足は買いで考えている。
環境認識の違いから矛盾が発生しております。
初めから売りを考えるのは直近上昇の値動きを完全に無視しております。
売りと買い何方か明確に意思表示が無くぼんやりしてしまっている状況があります。
今回の局面では売りなど考えなくて良い部分です。
初めから買い目線で固定した方が相場の流れに従った押し目買いが簡単にいきます。
FXトレードで勝ちたいなら日々の訓練の積み重ねが大切
今回は2つのケースを紹介させて頂きました。
初めは何事も上手くなんて出来ません。
私もFX勉強会に入って訓練を積む前は圧倒的に環境認識が出来ませんでした。
何事も寝て目が覚めれば天才トレーダーみたいに上手く行く訳はありません。
挫けずめげずに諦めずに日々繰り返しチャート勉強の訓練が大切です。
諦めてしまえば簡単でスッキリするかもしれません。
ですが諦めてしまえばそこからは何も生まれません。
インジケーターを使って複合的な訓練を積み重ねるだけで相場の見方が変わります。
今後も勉強頑張って行きましょう!