
FXで勝つための基本。
- 上昇したら押し目を”待って”押し目買い
- 下降したら戻りを”待って”戻り売り
- わからない所は”勇気を持って”何もしない
FXの相場で方向性が出たらその方向にうまく乗っていきたい。
でもどこから乗れるのかが分からない。
FXで押し目戻り目を探す事って難しくありませんか?
私自身FXを始めたばかりの頃は、もう全く分かんなかったです。
どの時間足を軸にして考えればいいのか、そもそも押し目?戻り目?何っていう感じでした。
そんなポンコツなので、最高の売りポイントで買って高値を握りしめたり。もちろんその逆も。せっかくのチャンスも逃しまくってました。
じゃあどのようにして押し戻りを測るのか、エントリーを狙う所、見送る所を自分なりに説明します。
目次
FXトレードで必須ツール。フィボナッチリトレースメント。
FXで押し戻りを測るツールとして最も有効なのはフィボナッチリトレースメント。
使用する数値は38.2%と61.8%、この2つが最も重要で補助的に50%。相場が上昇したら安値から高値に当てます。下降したらその逆です。
但しその数値に達したから売ります、買いますではありません。相場状況によってはタッチで売り買いできる所もありますが、全てがそうではないですし、ズバッと抜けていく事もあります。ここは勘違いしないで下さい。
実際上記の数値は意識される事が多いので、どのような波の形を作って数値まで到達したのかをまずは見る事が重要です。
2020年5月3週目付近を例に説明します。
4時間足
- 4時間足現在値は直近上昇フィボ38.2を下抜けてきて50%付近
- 大きな下降の中にいるので下降の続きが来るかもしれない
- 次の目的地はフィボ的には61.8になるかな?
1時間足
- 直近は下降が強い
- 流れに乗って売りを狙いたい所
- しかし現在は4時間上昇フィボ50付近。抵抗になり得る所
- 十分な戻しを待ちたい
最高値からフィボを当てると有効な数値までかなりの距離があるのですぐには参考になりそうにない。なので第2高値の所からのフィボを参考にしてみます。
目線は売りですが現在は下げた先なので戻しを待ちます。
それぞれの数値付近までどのような波を作って戻してくるのかを確認します。
理想の形
ジグザグに時間を掛けてそれぞれの数値付近に戻してきてくれたら売りやすい。
実際の動き
フィボ38.2を通り越して一気に50.0%、直前の下降起点となった所まで上昇しました。理想の動きとは一致しません。
こうなると値動きの意味として短期的には上昇の勢いが強い、という事になります。今すぐの売りは難しくなってきて、現在値の所でどういう動きになるか反応を確認する必要があります。
FXトレードではツールの数値よりも値動きが最も重要。
その後の動き
直前の上昇にフィボを当てると時間を掛けても38.2までの戻しすらない。
ここまでの相場の物語としては・・。
- 4時間足全体では下降相場。しかし意味ある所から反発した
- 下降のサイズから比べれば反発具合は大したことないかもしれない
- しかし1時間足直前の動きを優先して考えて現在値を見ると、意味ある数値、前回下げた所付近で 停滞しているけど下げていかない
- 意味ある所から時間を掛けても下げていかない、上昇フィボ38.2まで届かない事実がある
という事は=目先では売りよりも買いを狙った方が有利なのでは?と考える事が出来そうです。
下げない事を継続して確認しつつ5分足でタイミングを取ります。
5分足
黄色の線が1時間足下降フィボ50.0%のラインです。
1回目タッチでは直線的に弾かれましたが、下にはいかず再度50%を試しに来ました。
2回目の反応は1回目と違いいつもの分かりやすい小さな5波が出現。
5番目の所で勢いのいい陽線が出た所での買い。
もしくは実際に50%を上抜けたことを確認してその戻しからの買いができそう。
それぞれの時間足でフィボナッチリトレースメントを使って値動きの意味をその都度考える事が出来れば、相場の流れに自然に目を向ける事が出来ます。
あくまでツールの数値は目安。その数値付近までどのような形で到達したのか、到達後の動きはどうなのか、しっかり観察する事が重要です。