
FX勉強会に入会して先生からご指導いただく中で、当たり前の事なんですが自分の頭でちゃんと考えるという事がめちゃくちゃ大事なことだと思うようになりました。
受け身だとその時は分かった気にはなりますが、脳内は受け身モードなので完全に理解はできていません。自ら考えて手を動かして思考を繰り返さないと本当の意味で腹に落とし込む事は出来ないと思います。
特にFXで難しい相場に出くわした時、「あーもう分かんないわー」で、考える事を諦めてしまったら、もうそこで試合終了です。なんの成長も得られません。
本当に分からない状況だったのか、それとも自分の経験不足、努力不足が原因で分からなかったのかちゃんと振り返って自分で考える事が重要です。
自分自身に常に言い聞かせています。
むしろ他の方がルール通りにトレードしてしっかり利益を出せている所で自分が難しく感じているなら、その方には見えているモノが自分にはまだ見えていないという事です。同じチャート画面を見ているはずなのに・・。
裏を返せば絶好の成長できるチャンスという事になります。
目次
FXで難しい相場を「分からない」で終わりにしない。
2020年8月4週目の相場は自分には難しいと思う状況でした。
高値圏での横ばい相場。方向性がイマイチ定まっていない場面です。
チャート画面を使って振り返ってみたいと思います。
4時間足
- 全体では上昇が強い。上昇フィボ38.2までの戻しすらない
- 日足レベルの下降フィボ61.8、前回急角度で下げた所でウロウロしている
- 直近の上昇を否定するような明確な下降が出ていないので4時間足での目線は買いが有利かな?
1時間足
- 4時間足同様に全体では上昇が強い
- しかし直前の動きに焦点を合わせると”あれ?”という動きが出ている
- 1時間レベルではサイズ感が小さいですが小さく5波で下降してトレンドラインからグッと上昇している
- しかし直前の高値を超えられずに上昇分をすべて戻されて直前の安値も若干割った
この動きを見て目先では売りが有利かも?と考えました。
しかしこの相場状況と現在値の位置で売りを優先して考えるというのは、後から考えれば浅はかだったなと思います。
- 直前の下降にしか目が行っていない。視野が狭い
- 売りばかりを優先して考えてしまっているのでリアルタイムで下降が怪しくなる動きをキャッチできていない
- 全体では上昇が強いという前提を忘れている
- 実際の値動きを見て自分の頭で考えるという事が抜け落ちていた
自分都合でチャートを見ると余計にFXで”分からない”が増えてしまう。
その後
結果論ですが自分の考えとは逆に下降を否定して上昇していきました。
実際の値動きをしっかり見てちゃんと考える事が出来ていれば目線を切り替える事が出来ていたかもしれません。
5分足でヒントがあった
1時間足で見た直前の下降に5分足でフィボを引いてみます。
すると戻り売り候補の38.2で反応しています。
しかし実際に反応してはいるけど安値を下抜けるような下降が出ない。しつこく下側で止められている事実がある。
もし下降の勢いが強いのであれば勢いが付くはずなのに止められている。
そもそも上位足全体では上昇が有利な状況。
この事実をリアルタイムで見て考える事が出来ていませんでした。
そして下降フィボ38.2に3回目に試しにいった所でいつもの分かりやすい形が出ました。
5分足での事実
明らかに1回目、2回目とは反応が違い、小さな5波が出ました。トレンドラインも引けて5番目の所、もしくは実際に上昇したのを確認して3度目の正直の所で買う事が出来そうです。
先生が常々仰られている値動きの意味を考える事が出来れば、売りを考えていたとしても目線の切り替えが自然にできたのではないかと思います。狙いを定めて買う事も出来そうです。
自分の思い込み、”こうなるだろう”で相場に自分都合を押し付けてしまうと、実際の値動きを見て自分の頭で考えるという行為が抜けてしまいます。
自分の悪いクセ、課題を受け入れて、自分自身で都度考えるクセを徹底的に体に覚え込ませる事、機械的にならない事を意識しながら今後もFXに取り組んでいきます。