
FX相場で特に危険な、安易に手を出してはいけない相場状況と言えば、、。
- 上げに上げきった先っぽ
- 下げに下げきった先っぽ
一旦の目的地に行きついた後の相場はやはり危険地帯です。注意してトレードしないと事故(損失)を起こす可能性が高まります。
直前の値動きを意識しすぎて順張り方向についていったら逆行してしまった!なんてこと結構ありませんか?
行きついた先での立ち回り方というのはトレーダーとしての実力が試される所なのかもしれません。
先っぽ、目的地の定義としては・・。
- 上位足の前回上昇下降した所
- 目立つ高安値付近
- フィボナッチリトレースメント、エクスパンションの重要な数値付近
こういった抵抗体になりえそうな所は、抜けていくかもしれないし大きく反発して転換点になるかもしれません。
明確に言える事はまだ起きていない未来の事は分からないということ。
とは言え”分からないからいいか”で終わりにするのではなく、トレードするしないは別として、分からないなりにも値動きの意味を考えてチャートと向き合ってみる事も、FXを学習する上でとても重要だと思います。
FXチャート上で分かりやすい所は意識されやすい!
前回○○した所は次回(今回)も○○しやすい。
チャート上で目立つ前回安値高値付近、上昇下降があった所は特に意識されることが多く、プラスその付近がフィボの重要な数値に重なっている場合はより注意しなくてはいけません。そのまま抜けていくにも、そこから反発するにも一旦はそこで停滞する事が多くあります。
意識される所(抵抗体になり得る所)=シンプルに誰が見ても分かる所。
分かりやすい所だからこそ目的地にも設定されやすいし、実際にレートが反応する。という事だと思います。
分かりやすい所に到達した後というのは分かりずらい動きになる事が多々あります。
目的地に到達したという事はほとんどの人達が目的地で降ります。
しかしそのまま伸びる事を期待している人達と、その裏側で逆を狙っている人達で入り乱れ、相場が拮抗して一時的に方向性が定まらなくなってしまうんだと思います。
なので考え方によっては売りも買いも考えられてしまう状況と言えます。
つまり目線が定まらくなってしまう事こそが危険なのです。
FXは待つ事が仕事。チャートが分かる形になるまで手を出さない!
FXでちゃんと待つ事が出来る人は強いと思います。自分の中で分かるチャートパターンになるまで待つ事は本当に重要です。
分かる鉄板パターンを明確に自分の中に持っていれば、おのずと分からない所も分かってくるはず。
まず危険地帯を危険と認識する所が入り口ですが、自分の中に明確なパターンを持つ事で無駄な損失を出さなくて済むようになります。
2020/7/30付近の相場を例に説明します。
4時間足
- 直前の動きは上昇が強い
- 前回大きく下げた所付近で実際に下げた。一旦の目的地に到達
- ただし上昇フィボ38.2まで戻さず再度直前の高値を試しに来ている所
直前の高値付近でどうなるか、しっかり見る為の待ち時間になります。
1時間足
- 全体的に上昇の方が強い
- 一旦ラインで抑えられるも戻しが少なく200MAに乗って再度高値を試しに来ている
- 現在値までの直前の上昇は弱々しくも見える
- 4時間足での分析同様ライン付近での動きを見る必要がある
今後1時間足200MAや直前安値を割っていく動きが出たら戻しからの売りを考えるが、現時点では下降する動きが出ていないので目線は買い、になる。
ただし現時点は抵抗体付近なので5分足でどのような動きになるのかを見ます。
5分足
- 青のエリアでは安値は徐々に切りあがってきていますが抵抗体付近をウロウロしていてまだよく分かりません
- その後ガクッとトレンドラインを一瞬下抜けましたがV字ですぐに戻されました
- この下降を否定される動きを見たら自信を持って買っていく事が出来そうです
実際のエントリーポイントはV字確認後の、実際に効いているトレンドラインを下抜けない事を確認して、勢いのいい陽線が出た所でエントリーするのがベスト!
危険地帯(抵抗体付近)では安易に手は出さず分かりやすい形が出るまで勇気を持って待つ事が一番安全です。