
FXで損切り貧乏にならないための損切りに対する考え方と設定の仕方を、具体例を挙げて解説します。
FXで勝つためには、損切りはたいして重要ではない
実はFXで損切りはたいして重要ではありません。
逆に下手に損切りを設定するから損切り貧乏になることが多々あります。
または、損失を出したくない含み損を抱えたくないといった思いから、少し逆行したら損切りをしたり建値決済をしたりする。
いわゆる「名人様」というやつです。
このようなことを繰り返しているようでは、いつまでたってもFXでは勝てません。
FXで大事なのは、損切りではなくエントリーポイント
私が学んでいるFX勉強会の先生は、「FXはエントリーポイントが全てです」と常々仰っています。
上がった先っぽで買ったり(またはその逆)、値動きの方向性が判断しにくい相場で下手に手を出すから(博打)含み損を抱えることになったり損切りをしなくてはいけなくなる。
エントリーポイントを厳選すればそのような心配はないし、高勝率のFXトレーダーになれます。
FXは相場の流れに逆らわないことで勝てる
FXで勝てるようになるために最も簡単なのが、素直にトレンドに乗ることです。
上昇トレンドであれば、押し目を待って買えば勝てます。
トレンドに逆らって売ったり、買っても含み損を許容できずに下手に損切りをするから利益にならない。
こんなくっっっっそ当たり前なことでも、意外とできていない人は多いです。
ここまで上昇したのだから下がるだろう、と当てずっぽうのFXトレードをしてしまいます。
逆に相場の流れに逆らわなければ、エントリーポイントが多少マズくても勝てます。
例えば、2020年3月のポンド円はとても強い下降相場でした。
下がった先っぽで売っても、損切りさえしなければ爆益を上げることができる相場でした。
FXでの損切りの設定の仕方
FXは損切りではなくエントリーポイントが大事とはいえ、間違った相場の分析をして逆行しているにもかかわらず、取り返しのつかないところまで保有するというのは違います。
しかし、一概に「損切りはこのように設定する!」とは言えません。
その時々において、「意味のあるポイントに設定する」ことが大事です。
とは言え、意味のあるポイントと言われてもピンと来ないかもしれません。
FX初心者が意味のある損切り設定をするのであれば、直近高値(安値)に設定するという方法があります。
直近高値(安値)まで、何十pipsあろうと関係ありません。
含み損を抱えても、その損切りポイントに到達するまでは値動きを観察します。
具体例を挙げます。
エントリーが早すぎて、しばらく含み損を抱えてしまいました。
この場合も、直近高値を越えたら損切りしようと考えていました。
この直近高値は、
1時間足のFE161.8にあたり、何度も止められている意味のあるポイントであることが分かります。
しばらく待っていると思惑通りするすると下降してきてくれたので、直近安値で利確しました。