
以前損切りについての記事を書いた。
FXの負けトレードを集めて損切りパターンを調べると自分の癖が見える – 勝てる!FX勉強会の日記
浅く広くの分析も大事だが狭く深くも大事。
今回は過去の1例だが損切りトレードにフォーカスする。
FX損切りトレードの原因は5分足ガン見
FXポンド円で過去に自分がやった負けトレード。
マイナスの47.7pips。
エントリー前までの形は良く出る形。
大きな上昇から戻しが入るが200MAが効いている様で下げない。
フィボナッチリトレースメントの38.2%もある。
ここまで見れば買いっぽい気もする。
事実、買いエントリーしているが高値を超えることなく失速、損切りとなった。
「あーあ負けちゃった。」で終えるとFXトレーダーとして伸びない。
負けてすぐは頭に血が上って冷静に見られないと言うのなら落ち着くまでチャートから離れれば良い。
チャートは逃げない。
ちゃんと原因を探る。
FX相場において上位足を見てないと損失が出る
上昇の形から200MA(移動平均線)が効いている。
ここから上げ続ける形と上昇が止まり下がっていく形。
FX相場において似たような形は山ほどあるのに異なる動きをするローソク。
この2つの決定的違いは上位足。
実際に1時間足を見ていく。
赤の縦線がエントリーした所。
安値更新からグッと上げているが上側トレンドラインがちゃんと効いている様だ。
上昇が止まって下げてその戻しから売れそうな形。
フィボナッチエクスパンションの161.8%もある。
良く見ると上昇エリオット波動もカウントできる。
ここまでの分析から、絶好の売りポイント
と言う事がわかった。
つまり5分足で買えそうなポイントだと思っていたらそこは上昇しきった天辺であり、本来は上昇の勢いが削がれてきたのを待って売りを仕掛けるべき所だったと言う事。
そんな所で買えば損失が出て当然。
FX損失トレードの環境認識を踏まえてもう1度5分足を見てみる
先程と同じFXポンド円相場。
「ここは売りポイントを待つ所。」を念頭に改めて5分足を見ると、200MAを割ってきてその戻しが上側トレンドラインで止まり、下がり始める所が理想的な売りのエントリーポイントだと言う事がわかる。
決済ポイントは毎度おなじみフィボナッチエクスパンション161.8%。
獲得利益も75pipsと十分だ。
また当時のキャプチャに興味深い一文があった。
如何に運任せのトレードをしていたか良く分かる。
拙いながらも上記の様な分析を繰り返し行う。
するとドテン出来るようになるし、買いエントリーもしなくなる。
ピンポイントで売れる様になる。
負けトレード一つにこんなにもステップアップの材料が隠されている。
目先の勝ち負けは一旦離れて「あれれ~?どうして絶好の売りポイントで買っちゃったのかなぁ?」とピュアな気持ちで見てみると沢山のヒントに気付く事が出来る。