
今日は200MAというインジケータを使ったエントリーパターンについての話です。
主に5分足でのトレンド転換時に使える方法になります。
以前この記事で解説した200MAを使ったトレンド転換の考え方を、エントリーパターンを探る上でも活用していこうというものです。
僕は、FXの無数にあるインジケータの中でも、この200MAが最も使いやすく、勝率の高いトレードができると考えています。
どのインジケータを使ったらいいのかわからないと言う人も、まずは200MAの使い方をマスターしてみてはどうでしょうか。
なぜ200MAなのか。FXトレードに有効なインジケータについての考え方。
まず、「インジケータがなぜ効くのか」というところから話す必要があります。
相場というのは、言わば多数決で動きが決まっていて、買いたい人が多ければ相場は上昇し、逆に売りたい人が多ければ相場は下降していきます。
つまり、世界中のFXトレーダーが売買をするポイントがわかれば、相場の流れに乗ることができるということです。
ということは、使用しているトレーダーが多いインジケーターほど、相場に効きやすいというわけです。
200MAというのは、それこそ誰でも売買判断に使っているような非常に有名なインジケータです。
だからこそ相場によく機能し、優位性のあるトレードをすることができるのです。
200MAを使った実際のトレードがこちら。
環境認識
それでは早速解説に移っていきます。
5分足での細かいトレンド転換を狙うので、上位足の環境としてはレンジ相場がエントリーのタイミングをつかみやすい(=エントリーチャンスが多い)かと思います。
今回も実際に行ったトレードを参考に解説していきたいと思います。
まずは4時間足からです。
この相場では、長期間にわたって下降トレンドが続いていて、直近では下降の勢いが弱く安値更新が滞っているような印象を受けます。
下降トレンドにおいては、下降すればするほど買いの力が強くなってくるので、安値で相場が止まっているのを見て買いのシナリオも立てられるような状況になっています。
次は1時間足です。
直近でレンジのような動きになっています。
画像の赤いラインで表示させているところが、大体のレンジの上端と下端です。
レンジ相場の際には、レンジの下端から買って上端から売るのが基本になります。
この相場ではレンジ下端に迫ってきているので、その付近で買うというシナリオを立てていました。
5分足でトレードのタイミングを掴む。
それでは、5分足の細かい解説に移っていきたいと思います。
5分足の分析で行うことを一言で表現すると、売りの力が削がれてきたのを確認するということになります。
売りの力が削がれてきたというのは何で確認するかというと、もちろん200MAです。
まず200MAを下から上に一気に上抜ける上昇を確認します。
そしてその後戻しを見ます。
この戻しの形状によって、その後買うかどうかが決まります。
今回の相場の場合、200MAを上抜けた後、複数の波をつけて200MAに向かって下降しているのがわかると思います。
それに伴って200MAの傾きが下向きから水平に移り変わっているのも見てとれます。
そして200MAを下抜けないということを何度も確認して、勢いのある陽線が出たところで買いの注文を入れます。
伸びたところで決済すればokです。
今回は買いのトレードをしましたが、売りの場合でも、チャートを逆に見て同じような使い方ができるので、シナリオを立てる際の参考になればと思います。